修正の敵は自分 Vol.2

ランニングもクロスカントリースキーも「走り方が他人と違う」「疲れる」「張りを感じたり痛みがでた」時などにフォームや動作の修正を一番に思い浮かべる方も多いと思います。

フォーム修正は例えば、つま先が外を向いてるから足をまっすぐに置くようにとか、ポールの突き方が変だから真っ直ぐに腕を振るようにとか…表面的に動きを直すことではありません。つま先が外を向いているのも自分にとって動き易いからです。そのやり易い動きを表面的な見た目で直してもすぐに元の状態に戻ってしまうことがとても多いです。では「意識」という濃度をどれくらいもてばいいのでしょうか。

実際の修正には
①動作をやり辛くさせている筋肉の硬さを改善する(動くようにゆるめること)
②動作を正しく覚え直していく時間
③その動作を競技の動きに落とし込んでいく時間
そんなに難しいことではないです。でも正しい動きに置き換えていく時間は人によって違い、地味で長い作業時間になります。

フォーム修正の1番難しいことは、自分の頭の中【考え方】をかえることです。
小さな動きの違いでも些細なことと過小評価したり、まぁ良いか”走れているし、動けているし”と放置し後回しにしない気持ちを持つことです。そうすれば動きは変えられます。

動きが少し変わることで、自分が頑張った時間を報いていくことができ、自信もつきます。ほんの些細な動きが変わることでフォーム全体も良くなりますし、痛みや張り、極端な疲れなども改善する可能性があります。取り組むなら早いほうが良いですね。

そしてもう一つアドバイスするとしたら、例えば走りながらフォームを意識する、滑りながら気を付けるなど、「…ながら」を初めはしないことをお薦めします。最初からいつもの動きの中で意識しても、自分のやり易い動きに引っ張られてしまいます。動作の数を増やし「動き」だけを見直していく時間を十分に取りながら→それぞれの「競技の動き」に落とし込んでいくと良くなっていきます。

一人で出来ない方はプライベートレッスンでもサポートしています。気になっている方はご相談ください。

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